Project

劇場演劇部

Summary

人口減少を続ける市町村が増え続ける中、文化部の維持が困難になっています。劇場演劇部では、演劇部がない街で、期間限定の「演劇部」を立ち上げるプロジェクトです。地域の文化会館を拠点として、第一線で活躍するアーティストや文化会館のスタッフを講師に、新しい高校演劇の体験を提供するプログラムです。現在、宮古市で宮古市民文会館のパートナーとして開催。同館では小中学生を対象とした演劇と弦楽器のジュニアカンパニーも設置するほか、市内の全小中高生を招いての劇場での鑑賞事業も開催し、小中学生からの人材育成インフラづくりにも取り組んでいます。学校単位では困難な文化・芸術の体験機会を、文化施設を拠点に提供し、教育現場における芸術教育の地域間格差の是正を図ります。こうした学校教育等と連携した文化芸術事業に関心のある自治体・学校・文化施設等の方はご相談ください。

Information

劇場演劇部

概要
演劇部のない街の高校生のための夏休み(3週間)だけの演劇部です。演劇公演を制作し、「遠征」として盛岡市での公演も行います。
年度
2023年
地域
宮古市、盛岡市(公演のみ)
役割
企画運営、公演制作、PRなど
体制
主催:アーツライブいわて実行委員会、NPO法人いわてアートサポートセンター、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会 
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2))|独立行政法人日本芸術文化振興会 事業名:JAPAN LIVE YELL project

劇場演劇部

概要
演劇部のない街の高校生のための夏休み(3週間)だけの演劇部です。演劇公演を制作し、「遠征」として盛岡市での公演も行いました。
年度
2022年
地域
宮古市、盛岡市(公演のみ)
役割
企画運営、公演制作、PRなど
WEB
https://i-airair.com/archives/project/06#event_2
体制
主催:公益社団法人日本芸能実演家団体協議会 アーツライブいわて実行委員会 NPO法人いわてアートサポートセンター 文化庁 統括団体によるアートキャラバン事業(コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)『JAPAN LIVE YELL project』 アーツライブいわて 

PR

広報製作物
クリックでDL

2022
2023

動画

劇場演劇部「このまちに美しいばしょなんてない」
2022
劇場演劇部「遠い君ほどわたしから遠ざかる速度が速い」
2023

体制

本事業は地域の文化施設を拠点として開催しています。周辺地域の高校から出演者・スタッフを募集し、アーティストや拠点となる文化施設のスタッフを講師として、演劇公演を制作・開催します。これまでのパートナー団体(2022年、2023)は、宮古市の公立文化施設と連携したプロジェクトとして開催しています。

Report


基本データ

本プロジェクトでは2022年度に5名の高校生が参加し、3週間の演劇部活動を行いました。宮古市での発表公演には54人が鑑賞し、遠征公演となる盛岡市では64人が鑑賞しました。またドキュメンタリーがNHK盛岡放送局のIwateenで放送され、大きな反響も得ました。

アンケート調査結果

高校生の公演を約120人が鑑賞し、95%の観客が満足と回答しました。またイベント終了後に、「文化芸術等により関心を持った」と52%が回答したほか、「開催地(または開催施設)により関心を持った」と56%が回答し、この事業を通じて文化芸術に加えて、地域への関心を向上にもつながることがわかりました。また感想として「学校は勉強するところで部活は地域でやって良いと思いました。出演者にも地域にも未来が見えました」といった演劇をすることができない街の新しい取り組みへの期待感や、「若い子たちのパワーが素敵。毎年恒例の企画にしてほしい」「演劇活動をぜひ続けてほしいと思いました」といった高校生の表現活動への期待感や応援するコメントも多くみられました。

2022年度

アーティスト:1人、滞在日数:延べ30日。公演2回(来場者約120人)。来場者の95%が満足と回答。来場者の52%が芸術への関心度が現状より向上した。また来場者の56%が地域等の関心度も現状より向上した。